日本の緑茶の製造方法
ウーロン茶や紅茶が発酵茶であるのに対して、緑茶が不発酵茶であることはご存知ですか。緑茶は、お茶の葉を摘んだ後発酵が進まないように蒸すか、釜で炒り、公租の働きをストップさせて発酵しないようにします。それ故、お茶の緑が残り、ビタミンC等の有効成分が残ります。
以下に、緑茶の一般的な製造方法を紹介しますのでご覧ください。
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1 |
茶摘み
手か機会でお茶の葉を摘みます。
一番茶・・・4月下旬から5月頃に新芽を摘んだもの
二番茶・・・6月にかけて摘んだもの
三番茶・・・7月下旬頃に摘んだもの
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2 |
蒸熱
摘んだお茶の生葉に蒸気を当てることによって、酵素の働きを止めます。
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3 |
粗揉
熱風の中で揉みながら乾燥させます。
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4 |
揉捻
お茶の葉に力を加えて、水分の均一をはかりながら揉みます。
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5 |
中揉
再度、お茶の葉を揉みながら熱風で乾燥させます。
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6 |
精揉
お茶の葉に熱と力を加え、形を整えながら乾燥させます。
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7 |
乾燥
揉みあげたお茶の葉を十分に乾燥させます。ここまでの工程で出来たお茶の葉を「荒茶」といいます。
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8 |
選別
形が大小さまざまな状態で混ざり合っている荒茶をふるい分けし、形を整えます。
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9 |
火入れ乾燥
荒茶をさらに乾燥させ、お茶独特の香りや味を引き出します。 |