@ |
行政書士試験の出題範囲は、試験科目も多く広範囲に及びますし、また、最近の合格率は、上記合格率のとおり低く、難しい試験になりつつありますので、効率の良い勉強方法をとらないと合格しづらくなってきました。
最近は、短期合格がはやっており中には短期間の勉強で合格している人もいますがその人は例外であって、一般的には2ヶ月や3ヶ月で合格する試験ではありません。やはり、腰を据えて半年から1年ぐらいの勉強時間を考えた方が賢明です。中には、合格までに3年から4年かかる人も見受けられます。
|
A |
よく、基本書ばかり読んでいて、六法をほとんど見ない人を見かけますが、基本書に出てくる条文は面倒でも六法で確認した方か理解が深まると思われます。また、過去問の問題集になかなか取り組まない人がいますが、初めは出来なくても良いので過去問題を説いてみることが重要です。(まず、敵を知ることが重要です。)
それにより、試験で問われる範囲がおぼろげながらわかってきます。また、自分の苦手な面も同時に分かります。(己の知り、己の弱点を知ることも重要です。)
問題集はなるべく回答の解説が丁寧に書かれている物が良いです。その解説を読むことで理解が深まりますし、詳しい知識も身に付きます。
私の場合は、まず、始めに基本書をざーと読み、2回目に基本書と六法を読みながら、1つの単元が終わるとその都度その単元に相当する箇所の過去問題を解いて知識を深めていく方法を採りました。
そして、それを繰り返すうちに基本書重視から問題集重視に移行していく方法を採りました。なお、18年度の試験では今までと出題内容が変わりますので、過去問に加え予想問題集を説くことも必要と思われます。
|
B |
よく勉強する時間が取れないと不満を言う人がいますが、一日のうち10分とか20分とか細切れの時間は、以外にあるものです。そのような細切れの時間を有効に活用して勉強すると以外に効率的です。
そのために、基本書や問題集を単元ごとにばらして鞄にいつも入れておくとちょっと空いた時間に勉強ができます。
|
C |
勉強方法としては、主に次のABCの3つの方法に分かれると思いますので、それぞれに分けて説明します。
|
|
A |
受験用予備校に行く。
学校にいくメリットとしては、勉強を勧めていくペースが自分1人ではなかなか難しいのですが、学校のカリキュラム沿って授業が進むのでペースがつかみやすいとこ、また、分からないところがあればその場で直接講師に理解できるまで質問でき、勉強が非常にはかどります。
デメリットとしては、学費や通学のための交通費がかかること、また、遠隔地に学校がある場合は通学時間に時間が取られる場合があります。また、地方などでは学校自体がありませんので行きたくてもいけない場合があります。
各学校によりそれぞれの特徴がありますので、自分にあう学校を選ぶためにも、事前に各学校の資料を取り寄せて自分にあう学校を選ぶことが良いと思います。
|
|
B |
通信教育を受講して自宅で勉強する。
通信教育のメリットは、自宅でマイペースに自分の都合の良い時間に勉強できるので、仕事をもっていて決まった勉強時間が取りにくい人や地方に住んでいる人に向いています。
受験勉強は長期間にわたって勉強を継続しなければなりませんので、どうしても勉強のペースが取れなくて挫折しそうになるからです。そこで、通信教材が送られてくるごとに勉強を進めていけば勉強のペースもつかみやすく、また、1日のうちで空いた時間に勉強ができるので忙しい人に向いているいます。
デメリットとしては、学費がかかることです。
各通信教育によりそれぞれの特徴がありますので、自分にあう通信教育講座を選ぶためにも、事前に各通信教育の資料を取り寄せて自分にあったものを検討するのが良いと思います。
|
|
C |
独学で自宅で勉強する。
独学のメリットは、基本書・六法・問題集等の本を揃えるだけで良いので費用安くてすむ点や、自分のペースで都合の良い時間に自分の気に入った本を使用して勉強できることです。
また、実際、独学で合格している人も多くいます。ただ、近年、合格率がかなり低くなってきておりますので学校に通うか、通信教育講座を受けた方が有利だと思われます。
デメリットとしては、しっかりとした合格への目標を持っていないと長い受験勉強のつらさに負けて途中で挫折してしまうことと、客観的な判断ができずに勉強内容が偏ってしまいがちになることです。また、受験に関しての情報が手に入れにくい点もあります。
独学のデメリットを補うためにはまず、過去問題や予想問題を頻繁に解き、自分の弱点を客観的に見つめることです。
|
|
|
以上のようにA・B・Cの3つの勉強方法があげましたが、上のことを参考にして各自の性格や財政面を考慮に入れて自分にもっとも合う勉強方法を選べば良いと思います。
これは、私の個人的な意見ですが、資格試験の受験勉強方法では、受験用の学校か通信教育を利用するのが、無難ではないかと思います。
|